家族みんなの洗濯物をしっかり干せるスペースがあること。自分が育った家のような庭のある家。駐車場が二台分とれること。肌が弱いので、できれば自然素材がたくさん使ってあるといいな。そんなイメージを持っていました。細かいデザインについてはよくわからなくて、いろいろ提案してほしい、と希望していました。
後は予算的な部分も大切で、もともと住んでいた賃貸アパートの家賃とあまり変わらないくらいの予算で建てられるといいなと思ってはいましたが、注文住宅でそれはきっと無理だろうと漠然と思っていました。
以前から、家賃を払い続けるくらいなら家を建てたいと考え、建売住宅を中心にいろいろ見て検討していました。注文住宅ではそんなにリーズナブルには建てられないだろうと思っていたからです。
しかし、建築工社さんに「土地も大切だよ。」と教えてもらい、条件に合った土地をオススメしてもらったことがきっかけで、注文住宅も候補に入れて検討し始めることになりました。注文住宅にするなら家族の希望を盛り込んでみたいと思ったものの、どれくらいの予算になるか不安だったのでしっかり相談にのってもらいました。結果的に、家賃支払いと同等に収まるように総額から逆算してローンを組んで計算してもらい、手の届く金額になりそうなことが分かって、具体的な検討がスタートしました。
家事や子育てで家にいる時間が長いので、大好きなお料理と洗濯をするスペースにはこだわりました。洗濯物を干すのが好きなので、ベランダを広くしてもらって、家族四人分のお布団がしっかり干せるのが気に入っています。風がよく通るので、苦手なエアコンをつける時間が減ったのはとてもうれしいです。
太陽の光の入り方や風の通り方などを大切にする「パッシブデザイン」について、担当者が熱く語っていたのが印象に残っています(笑)。初めて聞く考え方で、何度聞いてもよくわからなかったけれど、良さそうだし、設計する方がそんなにこだわるなら、好きにやらせてあげようなんて思ったりもしていました。
見積もりでは、コストダウンしてもいいところと、妥協してはいけない部分を具体的にアドバイスしてくれたことが助かりました。施主の立場になって提案してくれているのだなと安心できました。
新しい家は、この面積にしては収納が多いらしいのですが、以前住んでいた家で使っていたものをひとつずつ確認して、それにあったスペースを提案してくれたのでとても助かっています。
ショールームに一緒に見に行って、ひとつひとつ決めていきました。外壁や床の材料を実物を見て選んだり、持っている靴の高さを全部測って下駄箱のサイズを決めたりしました。建売ではない、イチから自分達の家を作っているのだなと実感しながら進んでいきました。
思った以上に、よく風が通るのでびっくりしました。設計中に言われていた通り、エアコンを使う時間が減っています。
家を建てることは、打合せも忙しく家族で話し合うこともたくさんあって大変ですが、出来ていく楽しみがあります。後悔しないように妥協しないで決めてほしいので、一度は実例を見たほうがいいと思います。
建売住宅ではきっと使えなかった自然素材もたくさん使えたし、感動するポイントがたくさんある我が家になったことが自慢です。遠くに住む友人も遊びに来ることを楽しみにしてくれています。